診療科・部門のご案内

放射線科

放射線科の目指すもの

 すべての患者様に対して[親切・丁寧]・[被ばく線量は最低限]を基本理念とし
 安心・安全に的確な検査を提供する事に努力しています。
すべての患者様に対して[親切・丁寧]・[被ばく線量は最低限]を基本理念とし、安心・安全に的確な検査を提供する事に努力しています。

エックス線撮影検査を受けられる方へ

エックス線撮影を撮る時にプラスチックや金属等があると写真に写り込み、診断に支障をきたす場合がありますので、必要に応じて検査服に着替えていただくことや取り外していただくことがあります。

一般撮影検査

一般撮影検査について

 一般撮影検査は、X線単純撮影(X線単純写真)とも言われ、その名の通りX線を利用し身体を透過したX線の吸収差を、白黒の濃淡差で画像にして表す事ができる検査です。
 利用するエネルギーを変化させることにより、胸(肺野)やお腹、全身の骨を取り分ける事が可能です。

一般撮影検査の特徴と利点

 X線を利用するため放射線被ばくはありますが、胸やお腹の状態を見分け肺炎やイレウス(腸閉塞)の有無を確認したり、骨折や脱臼、骨腫瘍の有無を確認したり、腰痛の原因を調べたりすることができます。
 以前は、フィルムにより一枚一枚現像している時もありましたが、X線を受け画像を生成する機械がコンピュータ化されてきた事により放射線被ばくも抑えられ、患者様の待ち時間を短縮する事ができるようになりました。

当院の一般撮影装置の特徴
一般撮影装置の特徴
当院の一般撮影装置の特徴
一般撮影装置の特徴
 当院では、平成29年4月にフジフィルム社のフラットパネルディテクタ(FPD)を導入しました。

 大きな特徴は、従来の装置と比べ、X線の感度が高く放射線被ばくを大きく低減できたこと。撮影後瞬時に無線でデータが飛んでくるため被験者が動くことなく画像の確認が出来る事や、短時間で連続して撮影をするこができ、被験者の負担が大きく軽減患者様の待ち時間の大きな短縮になりました。
 また、最新の画像処理により骨や体厚の重なりにより見えなかった部分まで見え、骨折などの部分もハッキリと見えるようになり、診断の確実性と安全性を大きくサポートすることが可能となりました。

 当院では側弯症などの診断に有用な脊椎を一度で撮影する事が出来る、長尺システムを導入しています。

撮影写真
▶長尺システムを用いて撮影した
 全脊椎の写真です。
 一度の撮影で全て写ります。
 側弯症などの診断に有用です。
撮影写真
撮影写真
▼長尺システムを用いて撮影した全脊椎の写真です。一度の撮影で全て写ります。側弯症などの診断に有用です。
撮影写真
撮影写真
▲従来に比べ、胸部写真でCT(下写真)のように
 空洞や、引き攣れ像が鮮明に写るようになりま
 した。 (部分・ 部分)
撮影写真
▲イレウス(腸閉塞)の症例
 腹部のガスや、腸管の様子がより
 鮮明に写るようになりました。
▼従来に比べ、胸部写真でCT(下写真)のように空洞や、引き攣れ像が鮮明に写るようになりました。
部分・ 部分)
撮影写真
▼イレウス(腸閉塞)の症例腹部のガスや、腸管の様子がより鮮明に写るようになりました。
撮影写真

骨塩定量検査とは

骨密度を測定する検査のことを骨塩定量検査といいます。X線を利用して検査を行い、自分の骨塩量を知ることが出来ます。骨塩とはリン酸カルシウムのことです。このリン酸カルシウムは骨を構成する上でとても重要な役割をします。

骨塩量は、骨の中に含まれる全てのミネラルの量のことをいいます。 当院は骨密度測定装置DISCOVERYを導入することで、正確にかつ安全に検査ができ骨粗しょう症の診断を行うことが出来ます。検査時間は10分程度で、ベッドの上に仰向けに寝てもらい腰椎と大腿骨を測定します。

Discovery
*機種: 東洋メディック社 Discovery

*骨粗しょう症とは骨の強度が低下して、骨折しやすくなる骨の病気をいいます。背骨がもろくなると、背骨が体の重みでつぶれたり、変形する圧迫骨折がおこりやすくなり背中が曲がったり、姿勢が悪くなったりします。

X線透視検査とは

X線を連続あるいは断続的に照射することによって、臓器の動きや形の変化を見ながら行う検査です。代表的もので造影剤(バリウム)を使用して、胃の形や動き・疾患の有無などを見る胃透視検査・大腸を調べる注腸検査等があります。

*機種: 島津製作所 FLEXAVISION
flexavision
flexavision
flexavision
flexavision
*機種: 島津製作所 FLEXAVISION
flexavision
flexavision
flexavision
flexavision

乳腺検査

マンモグラフィ検査? それとも 超音波検査?
当院ではマンモグラフィ検査・乳腺超音波検査は、女性技師が行います。

乳がん検診の画像検査と言えばマンモグラフィと超音波検査が用いられるのが一般的です。 それぞれ得意な対象が異なるため、医師の診断により使い分ける、もしくは併用するのが乳がん の早期発見に効果的です。

マンモグラフィとは

マンモグラフィ
マンモグラフィは乳腺専用のX線撮影装置のことで、乳房は柔らかい組織でできているためこの専用の装置を使用して撮影していきます。
触診では見つけることができない小さなしこりや、乳癌の特徴の一つである微細な石灰化の発見が可能な検査です。
ただ、マンモグラフィは乳腺の量が多い人(デンスブレスト)では、真っ白な画像しか撮れず、乳がんを見つけるのが難しいことがあります。また、X線撮影のため、妊娠している方には適しません。
マンモグラフィ
マンモグラフィは乳腺専用のX線撮影装置のことで、乳房は柔らかい組織でできているためこの専用の装置を使用して撮影していきます。
触診では見つけることができない小さなしこりや、乳癌の特徴の一つである微細な石灰化の発見が可能な検査です。
ただ、マンモグラフィは乳腺の量が多い人(デンスブレスト)では、真っ白な画像しか撮れず、乳がんを見つけるのが難しいことがあります。また、X線撮影のため、妊娠している方には適しません。
マンモグラフィ検査について

乳房を上下に圧迫する方法と内側から斜めに圧迫する方法があります。(左右それぞれの乳房を撮影する場合は合計4回撮影します)
圧迫して乳房をうすく広げて伸ばすことにより、左右を比較することで組織の微妙な変化をとらえることができます。
撮影にかかる時間は15分程度です。(着替え→撮影→画像確認→着替え)

マンモグラフィ検査画像
マンモグラフィ検査画像

乳房を上下に圧迫する方法と内側から斜めに圧迫する方法があります。(左右それぞれの乳房を撮影する場合は合計4回撮影します)
圧迫して乳房をうすく広げて伸ばすことにより、左右を比較することで組織の微妙な変化をとらえることができます。
撮影にかかる時間は15分程度です。(着替え→撮影→画像確認→着替え)

マンモグラフィ検査画像
マンモグラフィ検査画像

撮影では乳房を圧迫し薄くすることが重要となります。触っても判らないような早期の小さな乳がんは勿論、しこりを作らない乳がんを白い影(腫瘤影)や非常に細かい石灰化の影(微細石灰化)として見つけることができます。

マンモグラフィ検査画像
白い影(腫瘤)
マンモグラフィ検査画像
石灰化の影(微細石灰化)

 
人により痛みを伴うことがありますが、診断価値の高い画像を得るためご協力お願いします。

撮影では乳房を圧迫し薄くすることが重要となります。触っても判らないような早期の小さな乳がんは勿論、しこりを作らない乳がんを白い影(腫瘤影)や非常に細かい石灰化の影(微細石灰化)として見つけることができます。

マンモグラフィ検査画像
▲白い影(腫瘤)
マンモグラフィ検査画像
▲石灰化の影(微細石灰化)

人により痛みを伴うことがありますが、診断価値の高い画像を得るためご協力お願いします。

撮影に適した期間

生理前や生理中は乳房が張っているので、マンモグラフィ検査で強く痛みを感じることが多いです。乳房が柔らかくなる生理が始まって1週間~10日くらいの時期に検査を受けることをおすすめします。
但し、気になる症状がある場合は受診してください。

生理前や生理中は乳房が張っているので、マンモグラフィ検査で強く痛みを感じることが多いです。乳房が柔らかくなる生理が始まって1週間~10日くらいの時期に検査を受けることをおすすめします。
但し、気になる症状がある場合は受診してください。

検査時の注意事項
  • 心臓ペースメーカーを装着されている方
  • 豊胸手術を受けられている方
  • シャント・ポートの入っている方
    マンモグラフィ撮影を控えさせていただきますのでご了承ください。 ただし、超音波検査は可能です。
  • 心臓ペースメーカーを装着されている方
  • 豊胸手術を受けられている方
  • シャント・ポートの入っている方
    マンモグラフィ撮影を控えさせていただきますのでご了承ください。 ただし、超音波検査は可能です。

乳腺超音波検査とは

乳腺超音波検査
超音波検査はⅩ線を使わないため、くり返し検査ができ、妊娠中の方でも安心して受けることができる検査です。
超音波検査はマンモグラフィ検査では正確な診断がしづらい乳腺の量が多い乳房(デンスブレスト)の状態も比較的正確に把握できることや、しこりの中の状態や広がり具合を観察できるのが特徴です。
乳房に専用のジェルを塗って専用のプローブをあてるだけなので痛みも全くありません。
乳腺超音波検査

超音波検査はⅩ線を使わないため、くり返し検査ができ、妊娠中の方でも安心して受けることができる検査です。
超音波検査はマンモグラフィ検査では正確な診断がしづらい乳腺の量が多い乳房(デンスブレスト)の状態も比較的正確に把握できることや、しこりの中の状態や広がり具合を観察できるのが特徴です。
乳房に専用のジェルを塗って専用のプローブをあてるだけなので痛みも全くありません。

マンモグラフィ検査画像
線維腺腫(良性)
マンモグラフィ検査画像
乳頭腺管癌(悪性) 
マンモグラフィ検査画像
線維腺腫(良性) マンモグラフィ検査画像
乳頭腺管癌(悪性)
自己検診(触診)のすすめ

乳がんは自分で見つけられる唯一のがんと言われ、自分でしこりに気づくことで発見されます。
時期としては乳房の張りが引いてやわらかくなり、しこりなどが分かりやすい月経開始5日目~1週間が最適です。この時期は多くの女性で月経の終わる時期に一致します。
閉経後の女性の場合は、毎月、検診をする日をきめて行ってください。
しこりが触れてもがんとは限りません。まずは受診して下さい。

乳がんは自分で見つけられる唯一のがんと言われ、自分でしこりに気づくことで発見されます。
時期としては乳房の張りが引いてやわらかくなり、しこりなどが分かりやすい月経開始5日目~1週間が最適です。この時期は多くの女性で月経の終わる時期に一致します。
閉経後の女性の場合は、毎月、検診をする日をきめて行ってください。
しこりが触れてもがんとは限りません。まずは受診して下さい。

CT検査

CT検査とは

 CT検査(Computed tomography/コンピューター断層撮影)とはX線を利用して身体の断面を撮影します。当院では東芝Activion 16を使用しています。
乳腺超音波検査
Activion16 東芝メディカルシステムズ
撮影後コンピューター処理により任意の断層画像や3D画像を得ることが出来ます。
脳出血・脳梗塞・脳腫瘍・頭部外傷や肺炎等の胸部疾患および腹部臓器疾患(胆のう結石・腸閉塞)などの全身検査が可能です。
 ここ最近ではX線写真で診断しにくい骨折等の整形領域の診断に有効です。
撮影時間は15秒程度、検査時間は5分程度 寝台に寝ていただくだけで検査可能です。
又、より詳しく診断する為に造影剤を用いる事もあり、その場合、検査時間は通常より長くなる場合があります。
 CT検査(Computed tomography/コンピューター断層撮影)とはX線を利用して身体の断面を撮影します。当院では東芝Activion 16を使用しています。
乳腺超音波検査
▲Activion16 東芝メディカルシステムズ

撮影後コンピューター処理により任意の断層画像や3D画像を得ることが出来ます。
脳出血・脳梗塞・脳腫瘍・頭部外傷や肺炎等の胸部疾患および腹部臓器疾患(胆のう結石・腸閉塞)などの全身検査が可能です。
 ここ最近ではX線写真で診断しにくい骨折等の整形領域の診断に有効です。
撮影時間は15秒程度、検査時間は5分程度 寝台に寝ていただくだけで検査可能です。
又、より詳しく診断する為に造影剤を用いる事もあり、その場合、検査時間は通常より長くなる場合があります。


CT画像1
腹部単純撮影(胆石)
CT画像2
腹部造影検査


CT画像1
下肢造影検査

下肢造影3D

股関節 3D処理                 股関節 MPR処理

脳梗塞                       脳出血

胸部単純撮影 縦隔条件              胸部肺野条件
CT画像1
▲腹部単純撮影(胆石)
CT画像2
▲腹部造影検査
CT画像1
▲下肢造影検査

▲下肢造影3D

▲股関節 3D処理

▲股関節 MPR処理

▲脳梗塞

▲脳出血

▲胸部単純撮影 縦隔条件

▲胸部肺野条件

MRI検査

MRI検査について

 MRI(M:magnetic R:resonance I:imagingの略)とは、磁気共鳴画像といいます。名前の通り磁気を利用した検査であり、人体が多く持つ水分、水素原子の原子核に、核磁気共鳴現象を引き起こし、その水素原子から得られる信号を画像化したものです。

MRI検査の特徴と利点

 強い磁場と電波を利用するため、CTと違いガーガーガーという様な音が発生しますが、身体から出る信号を画像化するため、病変の形だけでなくその状態も大きく把握することが可能です。
 CTの画像と一見よく似ていますが、撮影で得られる情報はCTに比べてはるかに多く、特に軟部組織や神経、筋肉や腱などを鮮明に画像化することができ、放射線の被曝を伴わずに身体のあらゆる角度の断面画像が得られます。
 また、造影剤を使用せずに血管の画像を得られる事ができるのも大きな特徴です。

当院MRI検査の特徴
 当院では、平成27年10月にシーメンス社の1.5T MRI(ESSENZA Dot)を導入しました。

 大きな特徴は、通常のMRI装置に比べ奥行が145㎝と短く、奥側をLEDで照らすことができるため、圧迫感がかなり減少されています。
 検査部位にもよりますが、身体全て入ることなく検査を受ける事ができる為、被験者の不安を和らげる効果も大きいです。

 また当院では、肩や膝関節、手など専用のコイルを取り揃えているため、整形外科の診療にとても有用であり、被験者も楽な体勢で検査を受けることができます。

MRI装置
MRI装置
当院MRI検査の特徴
当院では、平成27年10月にシーメンス社の1.5T MRI(ESSENZA Dot)を導入しました。

大きな特徴は、通常のMRI装置に比べ奥行が145㎝と短く、奥側をLEDで照らすことができるため、圧迫感がかなり減少されています。
検査部位にもよりますが、身体全て入ることなく検査を受ける事ができる為、被験者の不安を和らげる効果も大きいです。

また当院では、肩や膝関節、手など専用のコイルを取り揃えているため、整形外科の診療にとても有用であり、被験者も楽な体勢で検査を受けることができます。

MRI装置
MRI装置

                  各種、様々な専用コイル

▼各種、様々な専用コイル

MRI検査の画像
▼腰椎MRI 腰椎ヘルニア症例


▶胸椎から腰椎まで
 含めた脊椎MRI
専用コイルで撮影した
◀膝関節MRI|▶肩関節

MRI検査の画像
▼腰椎MRI 腰椎ヘルニア症例
▼胸椎から腰椎まで含めた脊椎MRI
▼専用コイルで撮影した膝関節MRI
▼専用コイルで撮影した肩関節
1分以内で撮影
できる脳のMRI






▼1分以内で撮影できる脳のMRI 頭部MRI
造影剤を使用しなくても血流を描出することが出来ます。
▼頚部MRA
▼頚部MRA
▼頭部MRA

▼通常の肩関節MRI
専用コイルを使用するため、このような肩関節周囲に水が溜まった状態の方でも 負担が少なく、比較的短時間でMRI検査をうけることができます。

超音波検査

超音波検査について、特徴と利点

 一般に音と呼ばれるもののうち、人の耳には聞こえない少し周波数の高い音を超音波といいます。
 この超音波と“やまびこ”のように音が反射する原理を利用して行う検査です。身体の表面に小さい機械を当てて行う超音波検査は患者さんに苦痛を与えず、X線検査のように被ばくすることもなく、非侵襲的検査法として繰り返し施行することが可能できます。

超音波検査を受けられる方へ

  • 検査当日は、検査時間の約30分前までにお越しいただき受付を済ませてください。
  • 検査部位にゼリーを塗りますので、検査部位によっては更衣をしていただく場合があります。
  • 腹部超音波検査を受けられる方は、約6時間の絶食が必要となります。水は少量であれば飲んでもらっても構いません。
  • 大切なお薬は、検査の3時間前までにお飲み下さい。
 【検査項目】
・腹部 (肝臓・胆嚢・膵臓・脾臓・腎臓など)
・心臓
・血管 (下肢動脈・下肢静脈・上肢血管・頸動脈など)
・乳腺
・頸部、甲状腺、その他
約15分
約30分
約40分
約10分
【検査項目】
・腹部(肝臓・胆嚢・膵臓・脾臓・腎臓など)/約15分
・心臓/約30分
・血管(下肢動脈・下肢静脈・上肢血管・頸動脈など)/約40分
・乳腺/約10分
・頸部、甲状腺、その他
当院の超音波装置
AplioMX
   Aplio MX
Aplio300
   Aplio 300
当院の超音波装置
AplioMX
▲Aplio MX
Aplio300
▲Aplio 300

腹部超音波検査
肝臓・胆嚢・膵臓・脾臓・腎臓を主に観察します。
必要に応じ消化管など、ほかの腹腔臓器も観察します。

胆石による胆嚢壁の肥厚が確認できます

胆石(部分)

心臓超音波検査
心臓の大きさ、かたち、心臓弁や心臓壁の動きを評価することができます。

心臓弁の動きや血流の確認できます
下肢超音波検査
血管外科に深く関係し、下肢の静脈や弁の評価を行います。
詳細は、血管外科のページ
乳腺超音波検査
当院では、医師・女性技師が担当し乳腺の評価を行います。
詳細は、乳腺検査のページ
腹部超音波検査
肝臓・胆嚢・膵臓・脾臓・腎臓を主に観察します。
必要に応じ消化管など、ほかの腹腔臓器も観察します。

▲胆石による胆嚢壁の肥厚が確認できます

▲胆石(部分)
心臓超音波検査
心臓の大きさ、かたち、心臓弁や心臓壁の動きを評価することができます。

▲心臓弁の動きや血流の確認できます
下肢超音波検査
血管外科に深く関係し、下肢の静脈や弁の評価を行います。
詳細は、血管外科のページ
乳腺超音波検査
当院では、医師・女性技師が担当し乳腺の評価を行います。
詳細は、乳腺検査のページ

下肢静脈エコー検査

下肢静脈エコー検査は下肢の静脈を超音波診断で観察します。主に脚の深部静脈血栓(DVT)下肢静脈瘤の有無を検査します。

検査方法・検査手順

検査時間は約40分。当院ではより詳しく検査をするため検査時間がかかります。所見によってはさらに時間が長くなる場合もありますので検査前にトイレを済ませておいてください。観察部位は両脚の下腹部・鼠径部から足首までで、ズボンは脱いで検査します。検査の態勢は基本座った状態で検査を受けます。 検査用のゼリーを塗り、静脈を圧迫などして血管を観察します。


当院では2台の装置を使用しています。エコー検査はX線やCTなどと違い、被ばくもなく安全な検査です。検査中に痛みや気分がすぐれなくなった場合は遠慮なく申し出てください。

深部静脈血栓症(DVT:deep vein thrombosis)

長時間座っていたりすると脚の血流が悪くなり、脚の深部静脈に血栓が形成されます。下肢症状(腫脹、疼痛、色調変化など)や急性肺塞栓症により本症例が疑われます。
飛行機内などで長時間同じ姿勢を取り続けて発症するエコノミー症候群や震災後の被災地での発症が報告されています。
日本でも増加傾向に有り女性にやや多く、40歳代から60歳代に多い疾患です 原因として脱水、感染、長期臥床、手術などによる血流うっ滞などがあります。


圧迫なし
(正常例)
圧迫していない画像ではヒラメ静脈が潰れていないのが確認出来ます
圧迫あり
(正常例)
圧迫するとヒラメ静脈は潰れているのがわかります

膝窩静脈のカラードプラー画像

血流が正常なのが確認出来ます
血栓があると一部カラードプラーの欠損像がみられます

▲圧迫なし(正常例)
圧迫していない画像ではヒラメ静脈が潰れていないのが確認出来ます
▲圧迫あり(正常例)
圧迫するとヒラメ静脈は潰れているのがわかります

▲膝窩静脈のカラードプラー画像
血流が正常なのが確認出来ます
血栓があると一部カラードプラーの欠損像がみられます

深部静脈血栓症の評価にはエコー検査でカラードプラーにのせ、血流を評価する方法と、プローブを静脈にあて、圧迫する方法があります。
深部静脈血栓症を放置すると血栓が肺に飛んで、急性肺塞栓症となり、胸が痛み出したり、ひどい時には死にいたる怖い疾患です。
深部静脈血栓症を診断するのにエコー検査がかかせないものになっています。
下肢の腫脹、熱感、疼痛、色調変化のある方は血管外科までご相談ください。

急性肺塞栓症

ひと昔前まで日本ではまれな疾患と考えられていました。しかし、高齢社会の到来、食生活の欧米化、診断率の向上といった様々な要因により、肺塞栓症は確実に増加しています。
また、肺塞栓症による死亡者数が増加傾向にあります。
1996年の発症者数は1年間3492人であり、人口100万人あたり、に換算すると28人と推定しています。
2006年の発症者数は7864人で10年間に2.25倍に増加しており、100万人あたりに換算すると62人と推定されてます。
また急性肺塞栓症と確定診断されたうち、院外発症と院内発症が同じくらい発症しています。院内発症は術後症例が多いです。
急性肺塞栓症は、静脈、心臓内で形成された血栓が遊離し、肺血管を閉塞することに生じる疾患であり、その塞栓源の約90%以上は、下肢あるいは骨盤内静脈です。
特に関わりが深いのが深部静脈血栓症の患者さんです。
深部静脈血栓症になった患者さん全てが関わるわけではないですが、相関するものでもあります。
発症する臨床症状も様々で、無症状から突然死を来たすものまであります。

図のように下肢でできた血栓が剥離され、その血栓が静脈を通って肺動脈で詰まり、肺動脈が閉塞します。そうならないためにも下肢に腫脹、発赤、むくみ等症状のある方は血管外科にご相談ください。

下肢静脈瘤

 下肢の表在静脈に血液がたまり、血管が蛇行したり、こぶ(瘤)のように膨れる病気です。静脈には一方通行の弁がところどころにあり、上がってきた血液と表面から深部に流れ込んだ血液が逆流しないようにします。表在静脈から深部静脈に血液が移動します。ところが表在静脈内の弁が壊れると深部静脈から表在静脈のほうへ逆流します。また交通枝の弁が壊れても深部静脈から表在静脈に逆流します。その結果、表在静脈がうっ血(血液がたまった状態)します。これが拡がっていき表在静脈は拡張して蛇行するので、皮膚に瘤のようなものがみえます。これを静脈瘤といい、男性よりも女性に多く見られます。
 原因は長時間立ち続ける仕事や、遺伝的影響もあります。
病態が進行すると静脈のうっ滞により、皮膚に褐色の色素沈着がみられ、さらに放置すると湿疹ができ、かゆくなり、さらに進行すると潰瘍になります。

伏在型
静脈の直径が4mm以上に太くなります
側枝型
静脈の直径が2-3mmぐらいに拡張しています
網目状型
1-2m程度の静脈が網目状に広がります
クモの巣型
0.5mm-1mmの静脈が巣上状に見えます

▲伏在型
静脈の直径が4mm以上に太くなります
▲側枝型
静脈の直径が2-3mmぐらいに拡張しています
▲網目状型
1-2m程度の静脈が網目状に広がります
▲クモの巣型
0.5mm-1mmの静脈が巣上状に見えます

表在静脈本幹の弁不全によって起こる静脈瘤です。ボコボコと大きい静脈瘤が目立ったり、足のだるさやむくみなどの症状がおこり、重症化して手術が必要になることがあります。くもの巣状・網目状静脈瘤は、中高年の女性の太ももや膝の内側によくみられます。これらの静脈瘤は細い静脈なのでコブ状ではありません。症状はなく、重症化はしません。
しかし、外見が気になったりする場合は硬化療法などで治療を行うこともあります。静脈瘤の診断には下肢静脈エコー検査が一般的に行われる検査です。
静脈瘤や色素沈着など症状のある方は血管外科までご相談ください。

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